2022/01/01

新年、明けましておめでとうございます


令和4年(2022年)が明けました。


いよいよ演奏会です。
 1月23日()14:00 我ら尾北男声合唱団第5回演奏会。コロナ禍の困難を越え、いよいよ開演です。

お屠蘇を呑んでいるときも、お雑煮を食べてるときも、寝転がって箱根駅伝を観ているときも、演奏曲の事を決して忘れてはなりませぬ。
初夢は演奏会の夢を見てください。

しかし、たまにはお酒も呑んでいいです。
 

 演奏会のチラシは、美しくて力強い滝の構図です

この滝で象徴されている水の力が今回の演奏会のメインです。

 その第3ステージ、「水のいのち」について指揮者・柴田冨造さんから解説の文を寄せて頂きました。

組曲「水のいのち」について      柴田冨造
 作曲者 高田三郎氏は2000年10月に亡くなっているので、我々の演奏会が当初計画通りであれば没後20年となっていたはずです。

 この組曲は、1964年に混声合唱組曲として作曲されたが、2年後の1966年には女声版、さらに1972年には男声版が初演され、三種類の合唱形態が矢継ぎ早に発表されるのは当時としては異例のことで、その高い人気は現在でも衰えることなく続いている名曲であります。
 静かな序唱がすべてのものに降り注ぐ慈愛の「雨」を表現する一曲目に始まり、時に「水たまり」に澱み、人間社会の醜さと重なり、「川」に至るが、その三曲目の冒頭、Risoluto(決然と)の “何故 さかのぼれないか、何故 低い方へゆくほかはないか” さらに続くf による8分の12拍子Andante mossoの力強い詠唱で中間部の山場を迎えます。
 山を、峰を、空を慕いながらも下へ下へ流れるしかない、人の世も同じと四曲目の「海」へ続き、終曲五曲目「海へ」では、すべての川の流れを受け入れる海、すべてを抱きとめる海は、億年の昔から水の行き着く終わりではなく、空の高みへと昇り行く始まりなのだと歌い終わる。

 さあ、この大曲にどう挑むか。尾北の田舎サムライ36名、空の高み目指し頑張ります。

 私たち尾北男声合唱団、本年もよろしくお願いいたします。